一昔前の日本
田舎の方では、つい20年程まえまで、
でかける時もカギなどせずにでかけていた家庭は珍しくありませんでした。
しかし、昨今ではそんなご家庭はめっきくなくなったということです。
防犯意識は地方にまで浸透しているのです。
ということは裏を返せば、それだけ犯罪が多発しているということにもなるのです。
防犯に対しては、各家庭だけでなく、地域・または団体・企業が取り組んでいますが、
ここではそんな犯罪防止に取り組む民間企業・団体などの中で、学生による防犯ボランティア団体をご紹介します。
学生によボランティア団体は全国各地にありますが、
今回は福岡県にスポットを当てて、福岡県に拠点を置く大学のボランティアの紹介です。
下記はそのボランティア団体の一覧です。
福岡大学
九州産業大学
西日本工業大学
福岡工業大学
麻生公務員専門学校
九州国際大学
久留米大学
北九州市立大学
九州共立大学
久留米工業大学
九州工業大学
福岡女学院看護大学
帝京大学
と、13大学にボランティア団体があります。
いくつかその活動内容を紹介します。
福岡大学「ななくま元気にするっ隊」
この団体は平成22年6月26日に福岡大学講堂で発足式が行われて、
「ななくま元気にするっ隊」が誕生しましたのです。
学生の有志団体
団体には、大学各学部の1年生から4年生と大学院生の有志ならなる64名が所属しています。
彼らは、隊の名前のとおりに、「まちを元気にする」という活躍が期待されているのです。
主な活動としては
●大学周辺地域で活動する地域防犯ボランティア団体との夜間合同パトロール
●大学周辺地域の清掃活動を実施し、環境整備
●大学周辺地域の実地調査を踏まえた危険箇所防犯パトロール、ゴミ拾い等の環境改善活動などです。
その活動範囲は福岡市城南区および福岡市早良区となっており、
パトロールの方法 は徒歩、月平均活動回数は月3回、実施時間帯は夜間となっています。
看護学校生も頑張っています。
福岡女学院看護大学「学友会 防犯ボランティア」
結成は平成23年10月6日、学生21名が所属しており、活動範囲は大学周辺、活動内容は 防犯広報等を行っており、
その月平均活動回数は20回となっています。
女学院ということで、女性ばかりのボランティア団体ですので、
夜間などのパトロールはしませんが、スローガンとしては女性ならではの
「性犯罪などの犯罪がなくるようできることから始めています」ということからわかるように
駅で行われる性犯罪防止キャンペーンへの参加、
そして学内での防犯広報等にも取り組んでいます。
このように各大学がその特色を生かして、防犯ボランティア団体としての活動をしています。
防犯ボランティア団体というと、企業・地域ばかりに目がきいきますが
こうして学生たちも、その持てる力の範囲で防犯に対して取り組んでいるということを知っていただきたいと思います。
そして、この学生たちが卒業後、地域・企業のボランティア団体へとそのボランティアの範囲を広げていってくれているのです。