地域に根ざした職業
警備員ときけば、施設内を常駐している警備員や、赤い棒状のもので交通誘導をしている警備員をみかけたことがあるという人は多いのではないでしょうか。警備員は、指定された物や人などを対象にそれらを危険性から遠ざけます。警備員をみかけると守られているといった気持ち的な安心を感じることはないでしょうか。
しかしながら、警備員の存在は知っていても、実際の業務について詳しく知らないという人も多いでしょう。そこで、警備員の仕事内容や働く形態について紹介していきます。これから、警備業界に携わりたいという人にも必見の記事です。
警備員の業務
警備員の仕事は、主に4つに分類されます。施設警護や交通誘導警備および雑踏警備、輸送警備業務、身辺警護です。この分類は、「警備業法」という法律によって、業務内容が分類されています。
◇施設警備(1号警備)
施設警備(1号警備)では、名前の通り建設物を警備する仕事です。例えば、アパート、マンション、ショッピングセンターなどの建物を管理する業務です。建物によっては24時間の常駐が必要な建物もあり、時間帯をわけて警備を実施しているところもあります。
◇交通誘導警備(2号警備)
交通誘導警備(2号警備)は、工事現場での交通整理業務。工事によっては歩行者道路や車両に工事機材がおいてあることも。そこで通行の妨げにならないよう、歩行者や自動車のスムーズな進行と事故防止のために交通誘導業務が実施されます。
◇輸送警備業務(3号警備)
輸送警備業務(3号警備)では、貴重品および危険性のある物を護送する業務です。危険物をとりあつかうので、自身の安全に注意を払わなければなりません。
◇身辺警護(4号警備)
4号警備である身辺警護は、ボディガードをイメージすると理解に繋がりやすいでしょう。依頼者を身に危険が及ばないよう周辺の監視や襲ってきた相手を対処します。そのため、基本的に体術に優れている人が身辺警護を担います。
警備員は様々な業務形態をもつ
ひとえに警備員といっても職業先によっては、業務内容が異なってきます。
また、警備員には「警備業務検定」とよばれる6種類の試験があります。
施設警備に関しては、18歳以上であれば受験可能。輸送警備業務に関しては最低でも1人以上の資格保持者が求められています。試験に合格していない状態でも警備業務はできますが、長期間警備業界に勤めていると会社のほうから、資格取得をすすめられることもあります。
資格をとるまで負担はかかる一方で、警備の知識を身につけられる点や、資格保持者であれば携われる業務も増えるため、キャリアアップにも繋げられます。合格していない状態でも警備業務はできますが、長期間警備業界に勤めていると会社のほうから、資格の取得をすすめられます。
現在警備員として働いている人や、警備員を目指してこれから警備業界の道へ踏み出す人におすすめします。